ダイヤモンドの色の秘密！最高価値を持つ色とランクとは

ダイヤモンドは、その輝きだけでなく、色によっても価値が大きく異なります。一番高い色とランクはどれなのでしょうか？この記事では、ダイヤモンドの色が価値に与える影響と、最も価値の高い色について解説します。ダイヤモンドの色の種類やランク、色を決める要因やその影響、そして最高価値を持つ色について、詳しく見ていきましょう。

1 ダイヤモンドの色とは？色の種類とランクについて
- 1.1 ダイヤモンドの色の決まりかた
- 1.2 ダイヤモンドのランク
2 最高価値を持つダイヤモンドの色とは？
3 ダイヤモンドの色を決める要因とその影響
- 3.1 ダイヤモンドの色を決める要因
- 3.2 色が及ぼす影響
4 まとめ

ダイヤモンドの色とは？色の種類とランクについて

ダイヤモンドの色は、無色から黄色や茶色などの色付きまで様々。また色によってランク、価値が変わります。

ダイヤモンドの色の決まりかた

ダイヤモンドの色は、地球内部での形成過程や不純物の含有によって決まります。ダイヤモンドは炭素の結晶でできていますが、炭素以外の元素が混ざると、色が変わるのです。例えば窒素が混ざると、黄色や茶色のダイヤモンドに、ホウ素が混ざると、青色のダイヤモンドになります。

ダイヤモンドのランク

ダイヤモンドの色は、国際的に認められたグレーディングシステムで表されます。このシステムでは、D（無色）からZ（明確な色）までのアルファベットで、ダイヤモンドの色の濃さを表します。Dランクは、完全に無色で、最も希少で高価なダイヤモンド。Zランクは、明らかに黄色や茶色で、最も価値の低いダイヤモンドです。DからZまでのランクは、以下のように分類されます。

・D～F：無色
・G～J：ほぼ無色
・K～M：わずかに色付き
・N～R：明らかに色付き
・S～Z：明確な色

一般的には、無色のダイヤモンドが高価で、色が濃くなるにつれ価値が下がるとされます。しかし、特定の色のダイヤモンドは、例外として高値で取引されることも。これらのダイヤモンドは、カラーダイヤモンドと呼ばれます。

最高価値を持つダイヤモンドの色とは？

最高価値を持つダイヤモンドの色は、一般的には無色（Dランク）とされます。無色のダイヤモンドは、最も希少で、最も美しい輝きを放ちます。無色のダイヤモンドは、どんな金属や宝石とも相性が良く、どんなシーンにもマッチ。また、永遠の愛や純真さを象徴するとも言われます。

しかし、特定の希少な色（例：ピンク、ブルー、イエロー）のダイヤモンドは、その希少性から非常に高価です。これらのダイヤモンドは、ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれます。ファンシーカラーダイヤモンドは、色の濃さや純度によって、ファンシーライト、ファンシー、ファンシーインテンス、ファンシービビッド、ファンシーディープ、ファンシーダークの6段階に分けられます。ファンシービビッドが最も色が濃く、最も価値が高いとされます。

特に有名なのは、ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドです。ピンクダイヤモンドは、ダイヤモンドの結晶構造にストレスがかかることで発色すると言われており、ブルーダイヤモンドは、ホウ素が混ざることで発色すると言われています。これらのダイヤモンドは非常に希少で、オークションなどで高額で取引されることがあります。

例えば、2017年に香港で開催されたオークションでは、ピンクダイヤモンドの指輪が7億1,000万円で落札されました。また、2016年にジュネーブで開催されたオークションでは、ブルーダイヤモンドの指輪が約60億円で落札されました。

ダイヤモンドの色を決める要因とその影響

ダイヤモンドの色は無色から黄色や茶色などの色付きまで様々です。その色はどのように決まるのでしょうか？以下で詳しく説明します。

ダイヤモンドの色を決める要因

ダイヤモンドの色は、地球内部での形成過程や不純物の含有によって決まります。ダイヤモンドは、地球のマントル層で高温高圧の環境下で生成され、その際に、ダイヤモンドの周りにある元素がダイヤモンドに混ざることで、色が変わるのです。

また、ダイヤモンドが地表に上がる際に、火山活動や地殻変動などの影響を受けることで、色が変わることも。

色が及ぼす影響

色の違いはダイヤモンドの希少性や美しさ、そして価値に大きな影響を与えます。無色のダイヤモンドは最も純粋で、最も輝きが強いとされます。そのため最も高価で、最も人気があります。しかし先述したように、カラーダイヤモンドも、その色の種類や濃さによって、非常に高価になることも。そしてカラーダイヤモンドは、色の好みや流行に左右されることもありますが、その希少性から、高価な投資対象となることもあります。