工業現場で役目を終えたパラジウムの塊を前に、「刻印が無い」「汚れや付着物がある」「どこまでが評価対象になるのか不安」と感じる方は少なくありません。
今回お買取させて頂いたのはPd、いわゆるパラジウムの工業用地金(インゴット状の塊)。
当店では見た目や刻印の有無だけに頼らず、用途や形状、表面状態を踏まえて純度と正味重量を丁寧に確定し、その日の実勢相場に沿った単価でご提示しています。

【今回の来店買取概要】
外観の酸化膜や付着物の有無、端部の切削面、過去の加工履歴が推測できる痕跡などを順序立てて確認し、評価対象となる金属部分を明確化しました。
正味重量は非金属分を除外して算出し、純度は適切な手順で確認。
当日の地金相場、為替、工業需要の動き、当社在庫状況を総合し、分かりやすい内訳でご案内しています。

【査定の見どころ】
・純度確度の高さと正味重量の透明性
・塊の形状に応じたロス見込みの最小化
・付着物や被覆の取り扱い基準の明確化
・複数ロット時の個別管理と仕分け精度
単なる「重さ×相場」ではなく、確度を上げて余計なディスカウントを抑えることが、結果としてご提示の伸びにつながります。

【価格が決まる主な要素】
・当日のPd相場と為替
・純度(複数純度混在の可能性を含めた確認手順)
・正味重量(非金属分や異材の除外後の実重量)
・形状(塊のサイズ、割りやすさ、ロス見込み)
・案件規模と継続性(同規格の継続持込みは流れがスムーズ)
同じ重量でも「純度と重量の確実性」が高いほど、安定した評価につながります。

【持込み前のワンポイント】
・異材が混在する場合は種類ごとに分ける
・付着物の除去は無理に行わず、そのままの状態でOK
・仕様メモやラベルが残っていれば一緒にご持参ください
・全体写真と断面の写真があると初期見立てが明確になります
事前整頓は評価の正確性とスピードを高めます。

【Pdパラジウム地金にまつわるFAQ】

Ｑ．刻印が無くても見てもらえますか？
Ａ．はい。適切な手順で純度確認を行い、非金属分を除いた正味重量を算出してから当日の相場でご提示します。

Ｑ．付着物や被覆があります。
Ａ．評価対象外の部分を除外のうえで計量します。
混在している場合は現場で仕分けのコツもご案内可能です。

Ｑ．少量でも対応できますか？
Ａ．はい、1点から歓迎です。
数量や継続性に応じてご案内がさらにスムーズになります。

【当店の評価スタンス】
全店直営の更新体制により、需給や相場の変化を迅速に反映します。
また「買取金額10％アップ」等の一時的キャンペーンではなく、初手から上限に近い水準の明快なご提示を心がけています。
ブランド品は一点ごとの状態や付属品、市場人気で査定が変動するため固定価格表は設けていませんが、貴金属についても同様に、その日の市況に即したリアルな単価で丁寧にご説明します。

【ご相談と事前見積り】
無料査定だけのご利用も歓迎です。
写真による簡易チェックも可能で、全体、側面、断面の3カットがあると初期見立てが明瞭になります。
ブランド品のお見積りはお電話では承っておりません。
お手持ちの商品のお見積りは以下のフォームからお申し込みください。
ご返信は原則24時間(1営業日)以内に行います。

【最後に】
Pdパラジウムの工業用地金は、刻印の有無や付着物の有無で不安になりがちですが、評価対象の明確化と純度・正味重量の丁寧な確定ができれば、地金相場を適切に捉えた納得感の高いご提示が可能です。
今回のような塊状の案件でも、混在や不確実性を一つずつ解消しながら、分かりやすい内訳でご説明いたします。
はじめての方も安心して専門査定にお任せください。

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