工業現場で役目を終えた線状のプラチナ材や熱電線を前に、「刻印がないから純度が分からない」「重さ以外は見てもらえないのでは」と不安を抱える方は少なくありません。
今回お買取させて頂いたのはPt1000、いわゆる純プラチナの工業用地金。
バイセラジャパンでは、見た目や刻印の有無だけで判断せず、用途や形状、加工履歴を踏まえた専門的な視点で評価し、純度確認と重量計測を適切に行ったうえで、実勢相場に基づく提示を徹底しています。

【ご来店での査定概要】
線径やより線の状態、被覆の有無、端末の残存など、工業用ならではのポイントを丁寧に確認。
残留物が付いている場合も、可否や処理の前提を説明したうえで「評価対象部分」を明確化し、納得感のある計量と単価設定につなげます。
今回は純度がPt1,000であることを確認後、正味重量を算出し、その日の地金市況と工業用需要の動き、当社在庫状況を総合してご提示しました。

【評価の見どころ】
・純度と正味重量の確定精度
・線状地金特有のロス低減(巻きぐせや切断部の扱い)の工夫
・市場需給(工業回収や再資源化の動向)の反映スピード
・同一案件内での形状混在(単線/より線/端子付き)への柔軟対応
「ただ重さ×相場」ではなく、評価対象の確実性を上げることで、提示の上振れ余地を広げるのが当店の強みです。

【価格が決まる主な要素】
・当日の地金相場と為替
・純度(Pt1,000か、別純度混在の可能性がないか)
・正味重量(非金属の被覆、汚れ、端子の有無を除いた実重量)
・形状(巻き癖や絡みの解しやすさ、バラしの必要性)
・数量と継続性(同規格での継続持込は手続きがスムーズ)
地金相場は日々変動しますが、同じ重量でも「純度確定」と「ロス見込み」が明瞭なほど評価が安定します。

【Pt1000工業用の取り扱いでよくある不安】
「刻印が無い」「ラベルが剥がれて型式が不明」などでもご安心ください。
当店は工業用途の線材、薄板、端材などの査定経験が豊富で、判別手順や重量算定の基準を明確化したうえで、初めての方にも分かりやすくご説明します。
また、複数種類が混在している場合は仕分けアドバイスも可能。
正確な仕分けは評価精度の向上に直結します。

【Pt1000の豆知識】
Pt1,000はプラチナ含有率が1,000/1,000、つまり理論上は100％の表示であり、宝飾で一般的なPt900やPt850に比べて延性が高く、工業用途の線材や薄板に適しています。
一方で延性が高いがゆえに取り扱い時に変形しやすく、絡みや曲がりが多いと正味重量の算出に手間がかかることも。
保管段階から巻き直しやタイトな結束を避けると、査定時のロス説明が少なく済みやすくなります。

【持込み前のワンポイント】
・同じ規格ごとにまとめる
・被覆や端子付きは分けて保管する
・型番や仕様ラベルが残っていれば一緒にお持ちいただく
・写真が撮れる場合は全体と断面の2カットを撮っておく
事前整頓は、評価の正確性とスピードを高めます。

【提示までのながれ(来店)】
受付→内容確認→純度確認→正味重量算出→当日相場反映→ご提示。
ブランド品は一点ごとの状態や付属品、市場での人気によって査定が大きく変わるため、固定の価格表は設けていません。
貴金属についても、その日の市況を反映したリアルな単価でご案内します。

【よくあるご質問(Pt1000)】

Ｑ．刻印がなくても見てもらえますか？
Ａ．はい、形状や状態を確認し、適切な手順で純度と正味重量を確定してからご提示します。

Ｑ．端子や被覆が付いています。
Ａ．評価対象とならない部分を除外して計量します。
混在している場合は仕分けのコツもご案内可能です。

Ｑ．少量でも大丈夫ですか？
Ａ．はい、1点からでも歓迎です。
数量や継続性に応じてご案内がさらにスムーズになります。

【ご相談と事前見積り】
無料査定だけのご利用も歓迎です。
写真での簡易確認や、お持ち込み予定内容の事前相談も承ります。
ブランド品のお見積りはお電話では承っておりません。
お手持ちの商品のお見積りは以下のフォームからお申し込みください。
ご返信は原則24時間(1営業日)以内に行います。

【最後に】
工業用の線状地金や熱電線は、「刻印がない」「混在している」という理由で評価が難しいと感じられがちですが、実は前処理と手順の明確化で価値は正しく可視化できます。
今回のようにPt1,000の確度が高く、正味重量が適切に確定できれば、地金相場の動きを的確に捉えたご提示が可能です。
バイセラジャパンはゴールド、プラチナ、パラジウム、シルバーなどの工業用地金の査定に精通し、納得感重視の説明とスピーディーなご案内をお約束します。
初めての方も安心してご相談ください。

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